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石積みと桟瓦のデザインを生かしたシンプルな和のお庭
和風の住宅にお住いのお客様より、玄関前の石積み工事をご依頼いただきました。
道路側から見える格子の引き戸と縁側に合わせて、和の佇まいを引き立てる石積みと瓦を使用した印象的なお庭づくりになりました。
 | 初めに、防草シートを敷き込んでいきます。今回は砂利を敷いて仕上げますので、美しさを長く保つためにも大事な作業です。
同時に、玄関前の階段部分も作っていきます。 |
 | シートの上に土を盛ったら、いよいよ石積み作業です。水糸を基準に高さを合わせ、重機も使用しながらゴツゴツとした自然石を組んでいきます。
赤や碧色など、それぞれ表情の違う石たちが魅力的です。 |
大きめの石を並べた後は、その隙間に中〜小の大きさの石を入れて石積みを作っていきます。
この石積みは土を止める土留めの役割も果たしますので、宅地側の土が流れ出ないようにしっかりと組んでいくのも一つの技術です。
続いて、桟瓦を2枚づつ波のような形に組みながら一直線に並べていきます。この瓦は砂利と土部分を仕切り、視覚的にメリハリのある効果を出してくれます。
そして、完成したお庭がこちらになります。
砂利敷きの上には2つの鬼瓦（飾り瓦）を立て掛け、和の印象を引き立てています。
瓦屋根の建物を見ると必ず見かけるこの鬼瓦は、厄除けや装飾を目的として設置されています。
古くなった建物を取り壊し、建て替えた方が大切に保管され、お庭の装飾として再利用されるケースも少なくありません。
玄関への階段はやや低めで上りやすい設計に。階段の先端部分（段鼻）には御影石の縁石を入れ、踏面部分には自然石を飛び石のように入れ込みました。
高い塀や門扉を作り、クローズになりがちな和風住宅ですが、今回は石積みや瓦等を使い、シンプルながら統一感のある雰囲気を持ったオープンなお庭になりました。
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